「思考は私じゃない」と気づくと、世界はとても静かになる
今回のライブ配信では、
「思考は私じゃない」というテーマを中心に、
たくさんの質問に答えながらお話ししました。
競争心、劣等感、優越感、不安、怒り、
そして「ちゃんと分かりたい」「もっと進まなきゃ」という気持ち。
そういったものが、
いったい何なのか。
それと、私たちはどう付き合っていけばいいのか。
とても大切なところに触れた回でした。
苦しんでいるのは「私」じゃなくて「思考」
ライブの中で何度も出てきたのは、
苦しんでいるのは、思考だけ
私そのものは、実はずっと平和
という話です。
人と比べてしまう心、
上下で見てしまうクセ、
「私はダメだ」「正しくありたい」という思い。
これらは全部、
ただ浮かんできては流れていく思考です。
でも長いあいだ一緒にいたから、
それを「私」だと思い込んできただけなんですね。
思考に気づいている「私」にも、気づいてみる
「思考に気づいています」
「前より楽になってきました」
そんな声もたくさんありました。
でも実は、
思考に気づいている“私”も、まだ思考なんです。
- 思考に気づいている私
- 観察している私
- 分かってきた気がする私
そこにも、
ちゃんと「私」という感覚が残っています。
その
「気づいている私って、何だろう?」
と、そっと見てみる。
それだけで、
もう一段、ふっと軽くなっていきます。
覚醒しなくてもいい。じわじわで大丈夫
「ハッとした気づきが起きません」
「まだモヤモヤします」
そんな質問もありました。
でも、
モヤモヤはあっていいし、
分からなくても大丈夫。
気づきには、
- 一瞬で変わる人
- 気づかないうちに楽になる人
どちらもいます。
大事なのは、
前より少し軽いこと
前ほど巻き込まれていないこと
それはもう、ちゃんと進んでいます。
内側の「何もないところ」を感じてみる
おすすめとして出てきたのが、
- 思考を止めようとしない
- ただ体の内側を感じてみる
- 五感をまとめて、ぼんやり感じる
という、とてもシンプルなこと。
内側を感じていくと、
「何もない」
でも、
「静かで、安心している」
そんな場所が、
いつもここにあることに気づきます。
嫌いな人・怖い出来事も、内側の反映
「どうしても嫌いな人がいる」
「傷つく出来事がありました」
そんな深い相談もありました。
そのとき大切なのは、
相手をどうにかすることではなく、
自分の中にある
恐れ・自信のなさ・不安に気づくこと
目の前の出来事は、
自分の内側の状態を
教えてくれているだけ。
気づくだけでいい。
責めなくていい。
そこから、少しずつ距離が生まれていきます。
「ありのままの自分」が分からなくてもいい
「ありのままの自分が分かりません」
でも、
ありのままの自分を探そうとすると、
また思考の迷路に入ってしまいます。
そもそも、
決まった自分なんて、いない。
変わり続けていいし、
分からないままでいい。
分からない、という状態そのものが、
とても自然です。
探求しているのも、実は思考
「探求心が落ち着いてきました」
「前ほど求めなくなりました」
それはとても大切な変化。
探していたのは、
ずっと思考だった。
「分かりたい私」
「到達したい私」
それもまた、思考。
それに気づくと、
探す必要がなくなっていきます。
最後に
思考は、
本当によくしゃべります。
でも、
どれだけ考えが出てきても、
あなたそのものは、傷ついていません。
静かで、
広くて、
何もしていない平安は、
ずっとここにあります。
分からなくていい。
できなくていい。
ただ、
「これは思考だな」
と、気づくだけでいい。
それだけで、
世界はとてもシンプルになります。


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